放射線科
一般撮影
胸や腹、骨などの撮影を総称して『一般撮影』といいます。健康診断の胸部撮影や、骨の撮影などでおなじみの、いわゆるレントゲン検査です。誰でも一度は検査したことがあるのではないでしょうか?
Ⅹ線を用いて痛みを感じることなく、体の中の様子を調べることができ、全身の様々な部分の撮影を行うことができます。病変や骨折などを診断しやすくするため、いろいろな方向から撮影し診断します。
X線透視検査
上部消化管造影とはいわゆる「バリウム検査」です。食道、胃、十二指腸は、筋肉を中心とした柔らかい組織でできているため、X線が透過してしまい、腹部単純X線検査(レントゲン)では写りません。
そこで、X線の透過しないバリウムを食道、胃、十二指腸の壁に塗って撮影します。
内視鏡をしようすることにより胆嚢、総胆管、膵管など、より詳しく検査をします。
また、胆石など取り除く治療を合わせて行うこともあります。
当院では、人工透析を行っており四肢の血管造影検査やカテーテルによる血管内治療などもします。
また、肝臓癌に対しての
TAI:Transcatheter arterial infusion肝動脈動注化学療法
TAE:Transcatheter arterial embolization肝動脈塞栓術
など行っています。
CT検査
CTとはコンピューター断層のことでX線を使い身体を輪切りにして画像にする検査です
X線を身体の360°方向から当て、透過してきたX線を収集します。それをコンピューターで処理し、身体を輪切り(横断像)にした画像を得る事ができます。輪切りだけではなく様々な方向の断層像や、立体的な3D画像も作成できます。
骨塩定量(骨密度)検査
『骨粗鬆症』(こつそしょうしょう)とは、骨密度(骨塩量)が低下し、骨の内部がスカスカになって、骨がよわくなってしまう病気です。
原因は、カルシウム不足や骨の新陳代謝(骨の形成と骨の吸収)のバランスが崩れることなどです。
一般的に、高齢者、閉経後の女性、やせている人、運動不足の人、カルシウム不足の人に多いとされています。
『骨粗鬆症』になると、背中や腰が痛んだり、曲がってしまったりします。
また骨がもろく、転んだだけで骨折してしまうこともあります。
骨塩検査は、骨粗しょう症の早期発見、早期治療を可能とする検査です。
自分の現在の骨密度を知るために、検査してみませんか?